岡山大学公認サークル ダーウィニズム研究会

「農を考える会ダーウィニズム研究会」通称「D研(だーけん)」です。一時「自然科学研究会」に名称変更をしようとしていましたが、部員の話し合いの結果、もとに戻しました。

シカ害の現状と対策

こんにちは
後期最初のゼミの内容は「シカ害の現状と対策」でした。

ぼくは「シカ」と聞くと、奈良の東大寺に行ってシカにシカせんべいをあげて楽しんでいたときのことを思い出します。
しかし、近年シカによって人間活動や生態系が脅かされる「シカ害」が起きているようです。

「昔からシカは日本にいるのに、なんで最近になってシカ害が深刻になったの?」と皆さん思われるかもしれません。
その原因は主に狩猟の減少や人為的に生態系を改変したためだといわれています。

シカが農作物を食べてしまうこと(食害)や植栽林の樹皮を食べてしまうこと(剥皮被害)で人間活動に被害を与えてしまいます。
また、シカが食べない植物に植生が偏ったり、シカが植物を食べつくし土壌が剥き出しになってしまい土壌流出が起こってしまったりするなど生態系に悪影響を及ぼします。

シカ害対策のために最近では地主や行政が防護柵や食害防止チューブを設置したりしています。
さらに狩猟により駆除されたシカを調理して(ジビエ料理)消費を促す活動もみられます。
人間活動と生態系の関わりを考えることはとても大変なことだなと思いました。


次回は、収穫祭で出店する料理の試食会の様子をお伝えします(^^)
また見てください