岡山大学公認サークル ダーウィニズム研究会

「農を考える会ダーウィニズム研究会」通称「D研(だーけん)」です。一時「自然科学研究会」に名称変更をしようとしていましたが、部員の話し合いの結果、もとに戻しました。

新社会性生物 アリについて

こんにちは!D研です!

今回のテーマは「新社会性生物 アリについて」です。

「働かないアリに意義がある」という本を主に参考にしたので、詳しく知りたい方は、

ぜひ読んでみてください。

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新社会性生物とは、何か知っていますか?

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今回は、特にアリやハチについて次のことを発表しました。

1.仕事内容の傾向

2.働かないアリがいる仕組みと意義

3.繁殖における利他行動の意義

 

1.仕事内容の傾向

アリやハチのワーカーの仕事には、齢間分業と呼ばれる流れがあります。

若いうちは巣の中で幼虫の世話などを、年を取ると巣の外へえさを取りに行くなどします。これは、安全な仕事から危険な仕事へ、移り変わっています。

また、大きな体をもつ「兵隊アリ」がいる種もありますが、戦わないそうです。

これらは、余命の長さや大きな体をつくるコストから、労働力を無駄なく使う戦略と考えられます。

 

2.働かないアリがいる仕組みと意義

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3.繁殖における利他行動の意義

群選択説と血縁選択説という二つの仮説があります。

今回は、血縁選択説について取り上げました。

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これに対して、アリやハチは、オスはゲノムを一つしか持ちません。

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自分の娘を生んだ場合自分の 遺伝子を2分の1しか伝えられないのに対して、

アリやハチは、姉妹を育てることで、4分の3伝えられるのです。

 

今回は、利他行動をとる生物について、考えてみました。

興味を持った方はぜひ詳しく調べてみてください。