岡山大学公認サークル ダーウィニズム研究会

「農を考える会ダーウィニズム研究会」通称「D研(だーけん)」です。一時「自然科学研究会」に名称変更をしようとしていましたが、部員の話し合いの結果、もとに戻しました。

生分解性プラスチック と分解能をもつ 微生物探しの旅

皆さん、こんにちは!D研です!!

今、岡山大学は、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響でオンライン授業となっています。今回、D研は今年度最初の活動をZoomを用いて行いました。

 

さて、今回の発表のテーマは、

生分解性プラスチックと分解能をもつ微生物探しの旅、です。

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生分解性プラスチックの定義は、以下の通りです。

・使用するときには従来のプラスチック同様の形状と機能を維持

・使用後は自然界の微生物などの働きによって生分解

・最終的には水と二酸化炭素に完全に分解される

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その結果、イネの葉から分解能力をもつ微生物を分離

同定したところ,植物の葉によくいる常在菌のうちの酵母の一つだったそうです。

さらに、同属酵母株をいくつか分離したところ,4割が分解能をもつことが判明

 

今回発見された菌が分解能を持つのは,培養液中で分解酵素の生産が進むためで、実用化にはまだ研究が必要なようです。

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生分解性プラスチックを使ったマルチなどは、すでに発売されている様ですが、分解をコントロールでき、より便利になってほしいです。

生分解性プラスチックに興味を持った方は、ぜひ調べてみてください。