皆さんこんにちは!こんばんは!D研です。
現在新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で、授業がほぼオンライン授業となりましたので、たまに友達と顔を合わせると何を話すか悩んでしまいます…。
それでは今回は、新型コロナウイルスの影響で入手しにくくなっている、アルコール消毒について述べていきます。新型コロナウイルスの情報について記載しておりますが、現時点での情報ですので閲覧される時期によっては、情報が更新されている場合もございます。ご注意ください。
消毒するなら、アルコールというのがすぐイメージがわきますがアルコールとは、化学を高校で履修された方はご存じだと思いますが、有機化学では炭化水素という構造の水素がOH基になったものをアルコールといいます。以下の構造のOがないとただの炭化水素、Oがつくことでアルコールとなります。
上記の図では、炭素が一つですが炭素が増えると働きや名前も変わってきます。よく消毒で利用されているアルコールはエタノールです。これは炭素二個でできており、一番使い勝手がいいのです。 炭素の数が増えれば増えるほど殺菌力は高まりますが、気体になりやすくなるのでエタノールが主に用いられてます。
しかしながら、病気がみえる vol.6 免疫・膠原病・感染症(西田ら,2018)によればエタノール消毒はウイルス消毒に対してやや有効とあります。
このややの意味について今回の新型コロナウイルスでは効果を示すのでしょうか?
結論は 効果があります。
北里大学、花木教授らの研究によりますと「エタノールは、50%以上の濃度であれば、接触時間 1 分間で十分なウイルス不活性化が可能である。」と示されました。商品によっては、濃度を満たさないものもあるのでご注意ください。
なぜ、エタノール消毒が効くウイルス効かないウイルスが存在するのかといいますとウイルスには二種類存在しており、「エンベロープウイルス」と「ノンエンベロープウイルス」といいます。
違いとしては、エンベロープという脂質性の膜にウイルス本体が包まれているか否かです。エンベロープウイルスはエンベロープがエタノールにより破壊されるのでウイルスが失活するという特徴があり、新型コロナウイルスはエンベロープウイルスなのでエタノールが効果があります。
それぞれのウイルスの図についてはぜひSARAYA様のHPがとてもわかりやすいのでご確認ください。
この状況下、様々なことが制限され不満も募る現在ですが何卒皆さまご自愛ください。
ここまでご覧いただきありがとうございます。