岡山大学公認サークル ダーウィニズム研究会

「農を考える会ダーウィニズム研究会」通称「D研(だーけん)」です。一時「自然科学研究会」に名称変更をしようとしていましたが、部員の話し合いの結果、もとに戻しました。

種子法廃止を考える

こんにちは、だーけんです。
いよいよ暖かくなり、一年生も学校に慣れてきたようです。

さて今回のテーマは、
【種子法廃止を考える】。
マスメディアではあまり取り上げられていませんが、農業界隈では何かと話題になっています。
今回の目標は、
・種子法が何のための法律だったのか
・どうして廃止されたのか
・政府と反対派の言い分を比較する
です。

イメージ 1



種子法の目的は、
【食糧増産】。
戦後すぐの1952年に制定された種子法ですが、日本の復興を食糧の確保、生産から進めていこう。そのためには優良な種子の使用を促進していくことを国が補助していこう、ということを決めた法律なのです。

さて、半世紀以上が経ち、食糧事情もかなり変わってきました。
米の生産が供給過多となり、当初の種子法の目的は達成されました。

そこで、経済ベースで考えていきたい政府と、食糧供給の安心安全が最優先されるべきであると考える反対派で意見が別れた、というのが事の経緯です。

イメージ 2



それぞれの言い分の根拠を説明しつつ、最後にはどちらが正しいとは断言出来ない、という結論となりました。

伝えられた情報で判断するのではなく、自分で調べ、考えることがひとつの正解にたどり着く方法なのかも知れないですね。