岡山大学公認サークル ダーウィニズム研究会

「農を考える会ダーウィニズム研究会」通称「D研(だーけん)」です。一時「自然科学研究会」に名称変更をしようとしていましたが、部員の話し合いの結果、もとに戻しました。

卒業論文&なぜマメ科植物は優占種になれないのか?

こんにちは,ダーウィニズム研究会です。
とうとう梅雨入りしたそうですが流石は晴れの国岡山,ほとんど雨も降らず過ごしやすい天候となっております。そんな訳で今回の活動も高い出席率。総勢【11人】で活動しました!
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今回の活動では,先週で発表をしなかった分が倍返し(?)。
豪華二本立てで行いました!

気になるテーマは
「ササに関する調査」
「なぜマメ科植物は優占種になれないのか?」
でした。

〇ササに関する調査
 なんと今年度院へ進学された先輩の卒業論文を聞かせていただけました!
 内容もやはりボリューミーでしたが,一年生含めたくさんの鋭い質問が。
 しっかりと筋道の通った説明と質問への回答に,やっぱり先輩はすごいなあ・・・
 と感じました。
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〇なぜマメ科植物は優占種になれないのか?
 窒素固定能力を持つ根粒菌と共生関係にあるマメ科植物と,その他植物の関係について発表して頂きました。
 
窒素が土壌中に少ない条件では,
 ・マメ科植物→繁栄(窒素をより多く獲得して成長できるため)
 ・その他植物→マメ科植物に押され気味
となりますが,

翌年マメ科植物が土に還るなどして土壌中に窒素が増えた条件では,
 ・マメ科植物→その他植物に押され気味(根粒菌の維持にかかるコストとリターンが見合わないため)
 ・その他植物→繁栄
となります。

こちらの発表も魅力的で,
マメ科植物の種は休眠して窒素が少ない時を狙って芽を出せないのか?」
マメ科植物の拡散能力はどれくらいで,その能力によっては上記の弱点を克服出来ないか?」
・・・など多くの興味深い質問が。
発表者が回答するだけでなく,参加者同士で意見を出し合う楽しい時間を過ごせました。
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それでは今日はこの辺りで。
今週も活動を行う予定ですので,またブログに立ち寄ってみてください!