岡山大学公認サークル ダーウィニズム研究会

「農を考える会ダーウィニズム研究会」通称「D研(だーけん)」です。一時「自然科学研究会」に名称変更をしようとしていましたが、部員の話し合いの結果、もとに戻しました。

農業・農業用施設の近代化と水田生態系

皆さんこんにちは、だーけんです。

遅くなりましたが、今回は、「農業・農業用施設の近代化と水田生態系」というテーマの発表についてお伝えします。

まずはじめに、「水田」について。水田は、生き物の宝庫と言われています。人の手により氾濫原などに作られ、生物の代替生息地として機能してきました。

その水田環境は、人が管理することで保全されています。
例えば、
水田における代かきや田植え、稲刈りなどは、かつて(水田が作られる前の氾濫原などの湿地)の洪水によるかく乱(適度なかく乱があった方が、生態系の多様性にはいいと言われています。)に代わって生物の環境の保全に貢献しています。

しかし、近年の農業の近代化などによる農村環境の変化により、水田生態系は大きく変化しています。

農業の変化とは、具体的に、
農業用排水路の整備や水路のコンクリート化や、耕作放棄地の増加などです。

また、環境省レッドリストには、日本における絶滅したか、絶滅の恐れがあるとされている、と指定されている種の多くが
水田、水路を含む里山などを主な生育環境としている種に占められています。

このように、近年の農村環境の変化は、そこにすむ生物にも影響を与えていると言われています。

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こんな感じで、今回は主に水田とはどのようなものなのか、という内容が多くなってしまいましたが、
次回(私の発表であり、次回の発表というわけではありません)の発表では、
農業施設の変化がどのように水田生物に影響を与えるのか、また現在水田生態系に対しどのような配慮がなされているのか、

などなどについて、お伝えしていけたらいいなとは思っています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

では、今回はこの辺で失礼します^ ^